なぜ?
Whyで聞いたのにBecauseで答えると怒る指導者が沢山いる。(福島大学 白石先生の言葉)
部員がミスをしたとき、部員を集めて、「なんでそんなミスをした?」と聞くことがありますよね。その時プレイヤーが「なぜなら〜」と理由を言い出したとしたら、その時指導者はどんな態度をとるでしょうか。たいていの指導者は、なぜそんなミスをしたかわかっていますから、プレイヤーが何かいい訳めいたことを言おうものなら、頭に血が上って、「そんなことを聞いているんではなくて、〜だからだ。」などと理由まで付けて、怒鳴りつけてしまうのではないでしょうか。
「状況判断が大切だ。」、「考えてプレーしなければいけない。」などと、指導者は常日頃言いますよね。「考える力」を身につけさせることが大切だと文部省も言っています。この点では誰もが意見の一致をみるところだと思います。それならば、「なぜなら〜」を考えることを指導者はもっと重要視しなければならないのでは。。。
私も実験してみました。練習中に、「なぜ?」と聞くと、プレイヤーがいろんな答えをいいます。その時、黙って聞いていると、そのプレイヤーのその時点でのレベルが見えてきます。「なぜ簡単なショットを外したのか。」に対しては、「わかりません。」から、「リングの方をきちんと向いていなかったから。」などの答えが返ってきました。この時点でプレイヤーは自分のプレーに問題意識をもっていることになります。ここで指導者が適切なアドバイスをすればどうでしょうか。ただ注意するよりも、効果的ということになりそうです。
また、叱るときは、ほかのプレイヤーは、自分には関係ないものと考えているようなところがありますが、叱るかわりに、理由を話させると、そのプレイヤーが理由を話しているときは、その言葉を聞こうとしているようです。そして、自分にもフィードバックしようとする雰囲気が感じられます。
指導者はもっとプレイヤーに、「なぜ?」と問いかけてみてもよいのでは?そしてもっとかんがえさせてもよいのでは?